募集終了2020.08.20

誰かの喜びが信頼につながる。目の前の「人」にベストを尽くす不動産会社

不動産管理や資産運用に関するコンサルティングを行っている「株式会社クライフ」。京都市内のオーナー(地主)さんからマンションやアパートを預かり、困りごと、悩みごとを受けながら、解決方法を考えて実行しています。

クライフが大切にしているのは、「人の役に立つこと」を起点とすること。「人」に当てはまるのは、オーナーさんだけではありません。一緒に働く社員やその家族、地域に住んでいる人たちも含まれます。

今回、募集しているのは、そんな目の前の人たちのために力を尽くせる仲間。業界での実績や経験がなくても大丈夫。それよりも、誰かの喜びのために仕事を楽しめる人を求めています。

まずはぜひ、クライフの雰囲気に触れてみてください。

オーナーさんを第一に考えた不動産管理

クライフの事務所があるのは、京都市西京区の桂離宮のほど近く。船の舵をかたどった会社のロゴマークが目印です。エントランスで待っていると、代表の唐津 亮さんが出迎えてくれました。

2012年9月に創業したクライフ。不動産業界ひと筋でキャリアを築いてきた唐津さんが立ち上げました。創業経緯について伺おうと思いきや、「今回の取材は社員に任せているんです。僕だと良いことしか言えそうにないので(笑)」と唐津さん。

最初にご紹介いただいたのは、執行役員の岸本 健一さんです。創業当初からクライフと共に歩んできた方。現在に至るまでの経緯や会社の姿勢についてお聞きしました。

創業前、唐津さんと岸本さんは同じ不動産会社に勤めていました。約10年間、同じ職場で賃貸管理の仕事をしていましたが、唐津さんが「オーナーさんを一番に考えて仕事がしたい」と独立を決意。岸本さんも唐津さんの想いに共感し、数カ月後に創業メンバーとして加わります。

創業当初について、「正直、あの頃には戻りたくないですね(笑)」と振り返る岸本さん。事務所もなければ名刺もない。前の会社とのわだかまりを残さないために、自分たちが管理していた物件は全て置いてきた。本当にゼロからのスタートでした。


転職のきっかけとなったのは「本当の地主さんの味方になりたい」、その一心だけ。周囲にはクライフを創業したことを伝えただけで営業活動は一切していなかったものの「あなたに任せたい」と物件管理の依頼が増えていったそうです。

「当時の本心は『本当に良いんですか?』でした。創業して数カ月しか経っていない会社に任せるんですかと。いや、任せると。分かりました、それなら担当させていただきますと。そこから何としてでも期待に応えたいと必死の日々で、1年間で管理物件数が1,000戸まで増えたんです。本当にありがたいですね」

唐津さんや岸本さんが、オーナーさんとの間に築いてきた「信頼」があってこその急成長。現在、クライフの管理物件数は約2,500戸になりますが、その全てがオーナーさんや金融機関、税理士さんからの紹介です。

クライフの社名の由来は「Client interest first(顧客第一主義)」。唐津さんのクライフを創業した想いが込められています。

創業して以来、新規営業や訪問営業をしていないクライフ。今後、広く浅くではなく、内に深くという共通認識のもと、営業エリアを無理に拡大するつもりもないのだそう。それよりも、「地域に貢献していきたい」と岸本さんは言います。

「地域密着は唐津が常々言葉にしていることです。例えば、近隣にある小学校の図書館に本を寄贈したり、農家のオーナーさんが栽培した野菜を地元主催のマルシェで販売したり。お世話になった地域を応援し、僕たちも地域から応援される。それがクライフの目指す姿です」

全ては人に役立つことから

オーナーさんの物件の価値を高め、収益の向上を目指すこと。そして、ずっと住み続けたいと思ってもらえる地域をつくること。それが、クライフの目標であり、今回募集するプロパティマネージャー(PM)の仕事でもあります。

「僕たちの業務内容はさまざまですが、全ての行動の起点となるのは、人の役に立つかどうか。ときには直接利益につながらないことも受けています。例えば、管理物件の敷地内に生えた雑草を刈り取ったり、周辺のゴミを拾いに行ったり。先程、軽トラックに乗って不法投棄の対応に向かった者もいますよ」

現在、PM事業部には、岸本さんを含めた5名(+新人さん2名)のプロパティマネージャーが所属しています。

クライフでは自分たちのできる範囲内であれば、各担当者が直接物件に赴いて対応しています。なぜなら、その積み重ねが信頼につながるから。担当者がどれだけ素晴らしい企画を提案したとしても、オーナーさんとの間に信頼がなければ受けてもらえません。

「オーナーさんからの頼まれごとは『試されごと』だと思っています。例えば、『明後日までにしてくれたらいいよ』と依頼されたら、今日、明日中には対応するように心がける。ちょっとしたことの積み重ねが信頼につながります。喜びと感動をいかに届けるか。それに尽きますね」


オーナーさんのためにできることをする。そのために、クライフが導入しているのが業界でも珍しい「バディ制」です。2人1組で物件を管理するので不測の事態があっても対応しやすく、サービス向上にも繋がっています。

現在、岸本さんを含めた3チームが稼働していますが、今後、さらに管理する物件数を増やすためには、チームを増やすことが不可欠。そこで力を入れているのが採用活動と人材育成です。どのような方を求めているのでしょうか。

「目の前のことを一生懸命に取り組める人。真摯に立ち向かったのなら、結果が残念であっても責める人はいません。あと、忘れてはいけないのが、挨拶や感謝の言葉など、大人として当たり前の行動ができることですね」

業界や業種の経験は必要ありません。

自発的に学ぶ姿勢は求められますが、バディ制を活かしながら、先輩の指導のもと仕事を覚えていきます。また、目標を達成するためなら、従来のやり方にとらわれず、自分のアイデアを活かせる環境です。

物件管理に関することだけでなく、地域貢献につながるアイデアも大歓迎。以前、地元で開催されたフェスティバルに出店し、オーナーさんがつくった野菜を販売したこともあるのだそう。オーナーさんだけでなく、地域との関係性も大切にしています。

今後、自分の代わりにPM事業部の先頭に立てる人材を育てることが目標だと語る岸本さん。最後に、クライフのいいところについて聞いてみました。

普段、PM事業部はチームで動いていますが、ときにはその枠を超えて協力することもあります。例えば、「部屋の天井から漏水している」と緊急の相談が来たときは、修理業者を手配したり、居室内の水を拭きに応援に駆けつけたり、その場にいた全員が動き出したのだそう。

「自分が担当する仕事はありますが、困ったときはお互いさま。オーナーさんや地域など、目の前の人のためにできることをしたい。みんなが同じ方向を向いているからこそ、助け合うことができる。それがクライフの一番の強みだと思います」

一人ひとりの声が会社をつくる

実際、クライフで働く人たちは、自分たちの会社をどのように見ているのでしょうか。お話を聞いたのは、PM事業部に所属している4人。今回、あなたの先輩になる人たちです。

左から、松永勇哉さん、濱口和之さん、廣岡慶さん、阪口仁賀さん。20代後半〜30代後半の人たちで、入社して1年半〜3年半になります。

今回、いつもの取材とは違った趣向として、「ワークスタイルトランプ」を使ったグループワークを行いました。働き方に関するキーワードが書かれた52枚のトランプを使って、クライフという会社の特徴を可視化します。

京都移住計画の代表・田村篤史の進行のもと、取り組んだのは、クライフを「人」と想定したとき、働く上で大切にしているカードのTOP5を選んでもらうこと。5分後、それぞれが選んだものを発表してもらいました。

ワークスタイルトランプのマークと書かれている内容にはある傾向があります。「黒色」はワーク重視、「赤色」はライフ重視。また、「スペード」「ダイヤ」はベンチャー企業、「クローバ」「ハート」は大手企業に見られる仕事観です。

みなさんが選んだカードは「楽しい会社」「社長が魅力的な会社」「新しいことがやれる会社」など。全体的に「黒色」の「スペード」「ダイヤ」が多く、ワーク重視でありベンチャー企業の傾向が強い結果になりました。


みなさん、どのような理由でカードを選んだのでしょうか。結果を踏まえて、廣岡さん、阪口さん、松永さん、濱口さんに詳しいお話を聞いてみます。

ーー:今回、「クライフはどのような会社か?」をテーマに、カードを選んでいただきました。実際、取り組んでみてどうでしたか?

阪口:カードを選んでいて、これは共通するだろうなっていうのはいくつかありました。実際、結構な割合で4人とも同じカードを選んでいたんじゃないかな。


ーー:阪口さんの仰る通り、5枚中3〜4枚は同じカードが選ばれていました。そのなかでも、「自分たちで制度を作れる会社」のカードは全員が選んでいましたよね。

廣岡:例えば、毎月1回、「アクション60」という社内会議が開かれています。社内・社外向けの取り組みを自発的に共有する時間で、社長以外の従業員は全員参加。新しい制度やルールが生まれては実践されていますね。


ーー:例えば、どのような制度が生まれているのでしょうか?

阪口:ちょうど昨日が会議の日だったんですよ。業務を効率化するソフトを導入する、サービス向上を目指した勉強会を開く、朝礼のときに体操をする、いろんなアイデアが発表されて、最終的には10個くらいが決まったかな。

毎月1回の社内会議「アクション60」のほか、社員全員がお互いを評価する制度「360°評価」など、さまざまな取り組みを行っています。

松永:提案が実現するまでのスピードが速いんですよね。以前、濱口と名刺のデザイン変更を提案したら、次の日にはデザインが仕上がっていました(笑)

濱口:唐津社長からは「君たちで決めなさい」と声をかけてもらえることが多くて。前職はトップダウンの会社だったので、入社当初、従業員がやりたいことを決められる体制に驚いたのを覚えています。

等身大の自分でいられる会社

ーー:みなさんが取り組まれている仕事についてもお聞きしたいです。濱口さんは「社会貢献すること」のカードをTOP5のなかで1位に選ばれていますよね。

濱口:僕たちの仕事はオーナーさんの物件を管理することですが、同時に入居者さんの生活を支えることでもあると思います。物件の管理や点検を通じて、みなさんに住心地よく暮らしていただく。その積み重ねが、地域全体をより良くしていくことにもつながると思っています。

阪口:実際は地道な仕事もたくさんありますけどね。でも、社長からは「信頼につながる非効率はどんどんやろう」と背中を押されていて。目先の数字を追うよりも、目の前の人や地域のためにベストを尽くせるんです。

ーー:利益よりも、オーナーさんとの信頼や信用を優先させているんですね。とはいえ、仕事内容は多岐にわたるかとかと思います。今回、業界や業種の経験がなくても大丈夫とのことでしたが、実際、未経験で入社された方はいるのでしょうか?

松永:僕は前職が生命保険の営業だったのですが、正直、ほとんど何も知らずに入社したんですよ。不動産業界のことはもちろん、自分がどんな仕事をするのかも理解していませんでした。


濱口:僕も同じですね。前職は紳士服の販売員です。家族との時間をもっと大切にしたいと思って、何も知らないままクライフに応募しました。

ーー:実際、入社してみてどうでしたか?

松永:最初、クライフのことを疑っていたんです。

ーー:疑っていた?

松永:社内のみんなが優しすぎたんですよね。笑い声も絶えないし、困っている人がいれば誰かが助ける。今まで経験したことのない職場だったので、裏があるんじゃないかって(笑)。でも、数カ月後、あ、本当に裏がないんだと分かって。遠くから疑いの目を向けていた自分が恥ずかしくなりました。

濱口:僕たちは役職や年齢が上であっても、遠慮なく意見を伝え合いますし、困ったときには助け合っています。社長は例外ですが、お互いの名前を「さん付け」で呼び合っていますし。先輩・後輩である以前に仲間なんですよね。

ーー:冗談を言ったり、ツッコミを入れたり、フォローをしたり。こんなにも笑いが起こった取材は初めてです(笑)。みなさんのやりとりを見ていると、本当にフラットな関係なんだなというのが伝わってきます。

阪口:仕事の顔、私生活の顔って分けられがちですが、クライフは素顔の自分でいられる会社です。仲間とのコミュニケーションも仕事のうちだと考えていて、本当、学校の休み時間みたいな雰囲気ですよ。もちろん、オンとオフは切り替えていますけどね。会議のときなんか、僕は結構控えめなタイプです。

廣岡:いや、いつも最前線に出てきますよね(笑)。

一同:(笑)

ーー:社歴や役職ではなく、その人自身を尊重しているからこそ、この楽しい雰囲気が生まれているんだなと思います。本日はありがとうございました。

求めているのは同じ船に乗る仲間

クライフは会社を「船」に例えています。

その背景に込められているのは、「みんなで同じ船に乗って、ひとつの目標に向かって力を合わせて進んでいこう」という想い。そのため、社員さんのことを「クルー(船員)」、パートさんのことを「サポートクルー」と呼んでいます。


取材の最後、岸本さんに「クライフがこれまで続けてこれた理由は?」と尋ねると、ためらうことなく「仲間のおかげですね」と答えてくれました。

オーナーさんの物件価値を高め、住み続けたくなる地域をつくること。その目標を達成するのは簡単ではありません。それでも、クライフの名が刻まれた船は、帆を上げて、同じ志を持った船員とぐんぐんと進んでいます。

クライフが見ているのは、履歴書の内容ではなく、それを書いている本人の素顔。何をしてきたのかではなく、誰と一緒に仕事をするのかを大切にしています。着飾ることなく、等身大のあなたで挑戦してみてください。

本記事はBeyond Career事業にて受注・掲載した求人記事となります。Beyond Careerについてはこちら

執筆:山本 英貴
撮影:岡安 いつ美

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